天使の涙

私が聞いた話。

(意味深にデフォルメしとこう。)

 

昨年、天使と言われて皆からとても可愛がられ

ていた人が、ある組織的な者達から嫌がらせを

受けて、ずっと一人で戦ってきて、長い戦いは

天使に無念の涙を流させた。

 

それを見てきた天使の仲間やファンが、

「絶対に許さない、天使を泣かせたのは、

絶対に許してはいけない」と心を一つにした。

 

その日から、天使の知らないところで、

援護者達はこの世のありとあらゆるところの

実力者達、権力者達に、天使に悪さした悪党を

1匹残らず始末しろと号令をかけた。

 

天使が心から笑顔になれるよう、

1日でも早く元気を取り戻してあげたい。

そう皆んな思っていた。

 

そしたら、なんと、天使の援護者がどんどん

広がり、天使は世界中にもファンがいたので、

世界中から援護者が続出。

 

もう、悪党の全てを手中に収めてしまった、

世界の援護者達が。

でも、まだ天使の心は晴れない。

最後に泣かした連中に罪を償わせるまでは、

絶対終わらせないと援護者達は息巻いている。

 

そして、天使が気づいた。最近。

「あれ?なんで世の中がこんなに動いているんだ

ろうか?」と。

 

私は天使に言った。

「貴女があの日流した無念の涙がそろそろ

報われる時がきてるんじゃない?」

 

天使が言った、

「私はあの時のこと、一生どんなことがあって

も忘れない。私は私の力でいつか必ず決着

つけるから。まだ終わってないの。

私は命懸けでこのことに戦っているの。

ひとりでも戦いつづけるわ!」

 

私は心の中で、貴女はみんなに守られている

のに、ひとりじゃないのにね、って思った。

 

 

天使のファンや援護者達はそれを聞いて、

いっそうパワーがみなぎってきたそうで、

まだまだやるぞ!天使と共に戦うぞ!と

燃えちゃっているんですわ、今。

天使から、「ありがとう」という言葉を

聞きたいがために動いてる。

 

そういうわけで、まだ悪の成敗は

これからなんでしょうね。

悪党は眠れませんねぇぇ、いや、まもなく

永遠の眠りにつけるのか。そういうことか。

 

 

おーほっほ。これ、フィクションという

ことにしときましょうかね。

 

世の中ってこわーい。

 

浄化中。